モーラー奏法

モーラー奏法のやり方を解説!ドラム初心者のための習得講座

前回の記事で、モーラー奏法の歴史や基礎知識といったことを解説していきました。

今までの記事でモーラー奏法がドラム演奏においてどれだけ大切なのかを理解して頂けたかと思います。今回から実際にモーラー奏法を独学でマスターしていくための講座を書いていきたいと思います。

この記事を読む事である程度であれば、モーラー奏法がマスターできるようになりますので、しっかりと読み込んで実践してみて下さい。

【STEP1】腕の動かし方である内転、外転を覚える

内転の動きは内⇒外⇒内、外転の動きは外⇒内⇒外である

まずは身体の動きを知っておく必要があります。基本的には

  • 手首が内側
  • ひじが外側
  • 肩が内側

にくることを内転。

  • 手首が外側
  • ひじが内側
  • 肩が外側

に動くことを外転と呼びます。

筋肉を使って叩く奏法が日本は主流

日本の太鼓というのは和太鼓の叩き方が主流になっていますので、基本的には直線運動が基本になっています。それに対してモーラー奏法は内転、外転で叩く円運動が中心になっています。

直線運動は必ず筋肉を使うことになりますので、早く叩くことができなくなります。ですので、モーラー奏法で叩く場合は必ず内転、外転を意識するようにしましょう。

【STEP2】ダウンストロークをマスターする

ダウンストロークの特徴

ダウンストロークの特徴はアクセントがでることです。なおかつ手首がスネアの打面の上で止まります。

ダウンストロークのやり方

  1. 胸の前でスティックを構える
  2. ひじを斜め前にスッと出す

ダウンストロークの間違いやすいポイント

日本的奏法のように手首をまっすぐおろしてしまいがちになるので、おろさずに手首の内転、外転で叩けるように気を付ける。

【STEP3】アップストロークをマスターする

アップストロークの特徴

アップストロークの特徴はアクセントが出ないことです。なおかつ手首が胸の前で止まります。

アップストロークのやり方

  1. スネアの上でスティックを構える
  2. ひじをさらに前に出す
  3. スティックが当たった瞬間にひじを戻す

アップストロークの間違いやすいポイント

  • 手首をぐねりながらスネアに当てない
  • ひじを先に前に出してからスネアに当て、ひじを戻すことを意識する

【STEP4】タップストロークをマスターする

タップストロークの特徴

タップストロークの特徴はアクセントが出ないことです。なおかつ手首がスネアの打面の上で止まります。

タップストロークのやり方

  1. スネアの打面の上でスティックを構える
  2. ひじを斜め前にスッと出して音を出す

タップストロークの間違いやすいポイント

日本的奏法のように手首をまっすぐおろしてしまいがちになるので、おろさずに手首の内転、外転で叩けるように気を付ける。

【STEP5】フルストロークをマスターする

フルストロークの特徴

フルストロークの特徴はアクセントがでることです。なおかつ手首が胸の前で止まります。

フルストロークのやり方

  1. 胸の前でスティックを構える
  2. ひじを斜め前にスッと出す
  3. スネアに当たった瞬間にひじを戻す

フルストロークの間違いやすいポイント

フルストロークも手首がぐねりがちになるため、内転外転で叩くように意識をする。

【STEP6】モーラー奏法のまとめと解説

アクセントの叩き方で4つの叩き方が存在する

  • ダウンストローク
  • アップストローク
  • タップストローク
  • フルストローク

なぜこの4つの叩き方があるのでしょうか?アクセントの位置によって叩き方が変わってくるため、この4つの叩き方が存在します。

詳しいことは動画の2:10~から解説していますので、是非動画をご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は4つの叩き方をご紹介しましたが、実はモーラー奏法の叩き方にはあと4つの叩き方が存在します。

次回以降の記事でその4つの叩き方を解説していきますので4つの叩き方を早く知りたい!という方がいらっしゃいましたら、是非当記事をシェアをして頂ければと思います!

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慎一郎
モーラー奏法、アレクサンダーテクニーク講師の慎一郎と申します。 このサイトは、アレクサンダーテクニークの観点から見た、ドラムの解説や、ドラム商品のレビュー、練習方法などを解説していく、ドラム情報総合サイトです。
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