初心者の方が独学でドラムの練習を行う場合や、音楽教室等でレッスンを行った場合「メトロノームを使ってください!!」と言われたり、ネットの情報で書いてあったりしますが、
これは半分正解、半分不正解です。
メトロノームはまちがった使い方をすると変な癖がついてしまいます!!!
よくやりがちになるのがメトロノームのピッピッ音に対して“ドラムのリズム”を合わせようとする人。
これは本当にやめてください。
機械的なドラムしか叩けなくなってしまいますので、気をつけましょう。ではどうすれば良いのか?ということと、理由を解説していきたいと思います。
もくじ
メトロノームで練習すると機械のようなリズムになってしまう
メトロノームで練習をするとよく言われるのは「機械のようなリズムになってしまう」ということです。
僕から言わせてみえばそんなの機械にまかせりゃいいじゃん。と思ってしまいます。 やはりドラマーは情熱とグルーヴが大切です。
機械ではなく人間的なドラマーを是非目指してください。といってもリズムが正確ということは大切です。メトロノームのここに気をつけて練習してみてください。
使い方が大事
まず大切なこと、それは使い方です。ドラマーのあなたはメトロノームを使ってどのように練習しているでしょうか?
メトロノーム⇔ドラムのリズム
というような練習をしていませんか?
これは絶対にやめましょう!リズムが安定するどころかリズムが死にます。ドラマー以外の方も同じです。
上記のような状態ではなく
メトロノーム⇔口でカウント⇔ドラムのリズム
口でカウントしながらドラムを叩く練習をする。これがとても大事になってきます。
口でカウントしながらドラムを叩く練習をする
メトロノームに合う=リズムが合うではない
メトロノームにピッタリリズムが合う=リズムが合う
と思っている方が多いように思います。でも実際の所はそうではありません。音というのは振動のため、音のキーが高いと音が届く速度が速くなります。
メトロノームの音というのはピッピッというように基本的には高い音になりますので早い音です。
つまり、ピッピッという音にドラムのリズムを合わせると、「メトロノームとずれて叩いてる時」に初めて音が重なるんですね。
そのため、「メトロノームの音が消えたらOK」なんていう練習をしていると、結局はリズムがずれたドラマーになってしまいますので、注意が必要です。
ライブ感がなくなってしまう
メトロノームにきっちりと合わせていると、やはり人間と合わせる時に不具合が生じますね。
体内リズム(自分の心のメトロノーム)が各自整っているのは確かに大事なことなのですが、表面的なリズムは逆にずれていたほうが心地よかったりするので、中々難しいですね。
やはりこれも「歌う」ということがとてもキーポイントになっています。
メトロノームのおすすめはDB90、理由は3つ!
あなたはDB90というメトロノームを知っていますか?
一時期かなり噂になったプロご用達のメトロノームで、超多機能なメトロノームになります。ただし値段は14300円です。やばいですね(笑)
ちょっとDB90の話題に触れておきたいと思います。
人間の声でカウントしてくれる
まず一番大事なのはこれ。人間の声でカウントをしてくれるということです。
記事の最初の方で説明しましたが、音というのは音が高いほど速度が速くなります。そのため、基本的には機械音じゃないほうが好ましいです。
なおかつ、私たちの脳は人間の声をよく聞き取りわけれる能力が発達しているため、大きな音で演奏していても人間の声なら聞き取りやすいそうです。
ですので、人間の声でカウントしてくれる。というのが一番良いメトロノームなんですね。
色々メトロノームを探したのですが、DB90しか人間の声でカウントしてくれるメトロノームはありませんでした。だから僕が使うメトロノームはDB90一択です。
リズムを付け足すことができる
リズムを付け足すことができます。
8分音符と3連符を同時に慣らしたい・・・。というようなドラマーの願望を簡単に叶えてしまうメトロノームなんですよね。
まじでこの機能便利です。
ドラムのリズムを出せる
ドラムの8ビートに合わせてグルーヴの練習・・・。
なんていったことが簡単にできてしまいます。8ビートだけでなく
- 8ビート
- 16ビート
- シャッフル
- 4ビート
などなど、たくさんのリズムに対応していますので、ドラムと一緒に練習したいというようなギターやベースの方とも相性が良いメトロノームになります。
無料ならアプリで充分
といった声の方には普通のメトロノームアプリで充分かと思います。
最近のアプリには良いものが一杯ありますので、僕がいつも使っているメトロノームアプリを置いておきますね。
メトロノーム – 楽器のテンポ
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メトロノームは聞こえないからといってイヤホンで練習しない
メトロノームは聞こえないからといってイヤホンで練習しないようにしましょう。
これもやはり、グルーヴのないドラマーになってしまいますので、気を付けたい所です。
まとめ
メトロノーム⇒ドラムではなく
メトロノーム⇒声でカウント⇒ドラム
という練習方法であれば、メトロノームを使用しても良いです。是非声でカウントしながら練習する癖をつけてください。
そうするといつの間にかリズムが安定してきますよ!参考にしてみてください。
今日の一句
メトロノーム
一生刻むの
リズムだけ